企業選びのとき、「くるみん」「えるぼし」マークを参考にしてみよう

こんにちは。強みを活かす!幸せキャリアカウンセラー 多喜まどかです。
昨日6月1日は、2017年卒業の学生の皆さんの就職活動解禁日でした。
企業に呼ばれて面接を受け、昨日中に、その場で内定を告げられた学生さんもおられると思います。
先日もブログに書きましたが、2016年春卒業生の内定率は過去最高の数字となりました。
まさに売り手市場で、企業は優秀な学生の争奪戦を繰り広げています。
そんな中、複数の内定を取り、どの企業にしようか迷っている学生さんも多いのでは?
内定承諾するかどうか。ライフイベントと照らし合わせた企業選び
言うまでもなく、内定はゴールではなく、そこからがスタートです。
長い社会人生活の間には、多くの困難や予期しない出来事もあると思います。
特に女性にとっては、結婚・出産といったライフイベントは大きな転換期となりますから、しっかりとそのあたりも考えて業界・企業・職種を選ぶようにしたいものです。
私自身が社会人になった頃は、女性が長く活躍できるような企業を選ぶ機会がほとんどありませんでした。
「実際にその企業で女性がどのように働いているのか」という情報が手に入りにくかったのです。
また、こういったことを人事部の方に直接聞きにくい環境だったことも事実です。
そもそも「女性活躍」という言葉が、まだまだ形がい化している時代だったので、仕方なかったのかもしれません。
行きたい企業に「くるみん」「えるぼし」マークがあるか
しかし今は、従業員101名以上の企業は次世代法に基づく行動計画を公表することが義務となっている時代です。
子育てサポート企業としての認定マークは「くるみん」。これを見れば、その企業がどういった意識を持って取り組んでいるのか、わかるというわけです。2015年12月末時点で、2,398社が認定を受けています。
- 厚生労働省「くるみん認定及びプラチナくるみん認定企業名都道府県別一覧」
実際に私が前社の人事部にいた頃、就職応募者や外部の方から「くるみんを取得していますか」という質問を受けることが、しばしばありました。
前社はくるみんを取得していませんでしたが、たまに学生さんからそれを聞かれると、「よく調べているな」と個人的には好印象でした。
2016年春からは、従業員301名以上の企業の義務として、女性活躍推進法に基づく行動計画と自社情報の公表が義務となりました。
こちらの認定マークは「えるぼし」といって、優良企業として認定された46社が公表されています。
- 厚生労働省「女性活躍推進法に基づく「えるぼし」認定企業」
求人情報だけでなく、自分で集めたこういった情報も参考にして就職先を決めることができたら、後々納得のいく働き方ができるのではないでしょうか。
次の回では、さらに一歩深く、企業名などからその内情を検索するサイトをご紹介します。