「キラキラ起業女子」の特集に思ったこと。<後編>

こんにちは。幸せキャリアカウンセラー多喜まどかです。
さて、今回は前回の「キラキラ起業女子」の特集に思ったこと。<前編>の続きです。
起業時に無料で活用できるものも実はたくさんある
基本的な起業の知識については、自治体の創業塾など、
利用する価値のあるものが、たくさんあります。
そして今や、ホームページを作る方法も、その相談ができる窓口も、
創業時の融資をしてくれるところも、お金や人脈、法律知識など、
事業全般についての相談に乗ってくれるところも、
実はきちんと無料で用意されていたりします。
起業女子のバックアップ体制は国単位で整いつつあるんですね。
これ、知っている人と知っていない人では大違いではないでしょうか。
キャリアカウンセリングでも起業の夢を語る女性が増えてきていて、とても嬉しく思う反面、
こういう知識が不足しがち(あるいは不慣れ)な方が多いことも感じます。
興味のある方は、まずはご自身で自治体の情報をウォッチしてみてはいかがでしょう?
それも具体的な行動のひとつだと思います。
その行動一つで、次の行動の目算がきっとついてきますから。
意外と見落とされがちなこと
事業計画や内容、お客様へのアピールの方法など、基本的なステップの知識も大切ですが、
意外と見落とされがちなのが、起業後の社会保険のことであるとか、
開業や税務手続きであるとか、そういった知識をしっかりとつけることだと思います。
特に既婚女性が起業する際には、社会保険についての知識などは最低限、知っておくべきです。
ここに、更に起業に伴う退職や失業保険の受給等も考えるのであれば、
手続きはさらに複雑になりますので、やはり知識を取り入れることはとても大切です。
起業後の目標売上金額や働き方、暮らし方にも影響してきますよね。
リスクについて事前に知り、そのための準備や目処をつけておくことは、決して損にはなりません。
ホンモノの「自立意識」とは
キラキラ起業女子として、モチベーションを高めていくこと、人脈を広げる事はとても良い活動だと思いますが、
そこに依存しすぎないように、自立して事業を広げていく意識と行動、
つまり実践も大切じゃないかなと思います。
バッターボックスに立つチャンスは多ければ多いほど良い。
現実は、実践の数が勝負なんですよね。
これは私自身にも言えることです。
おかげさまで現在はコンスタントな収入を得ることができていますが、
一方で目の前の案件に追われ保守的な活動となってしまっているとも感じています。
残る数ヶ月は、ぜひもう少し視野を広げて挑戦をしていきたいと思います。
まとめ
私も起業女性の一人であり、仲間の皆さんの気持ちや状況は、骨身にしみてわかります。
結婚や出産、育児、介護などのライブイベントの影響を受けやすい女性の起業は、ある意味、思い通りにいかない部分もあると思います。
そんなときこそ、キャリアの棚卸しや未来を描くこと、実際の行動計画を立てること、自己肯定感をあげること等々の面で、
キャリアカウンセリングを利用していただけたらいいのかなとも思います。
今、色んなバックアップも整ってきていますから、失敗しても大丈夫、の精神で、挑戦していきたいですね。
キラキラに見える人がいるかもしれないけれど、皆んなが皆んな、スーパーマンじゃない。
もちろん、「起業」じゃなくて「企業」でがんばる女性の皆さんもね!!
自分のペースで。でも加速しながら。
一緒にがんばりましょう!