人生の転機(トランジション)を自分のなかで昇華すること

こんにちは。幸せキャリアカウンセラー 多喜まどかです。
あなたはトランジションという言葉をご存知ですか?
以前にも少し触れたことがありますが、トランジションは
「人生の転機・移行期」
を指し、キャリアカウンセラーがよく用いる言葉です。
トランジションを昇華すること
トランジションは、具体的には
失業や離婚、近親者との死別などの辛い出来事から
入学、入社、結婚、出産、昇進などの喜ばしい出来事まで
人生で体験する、いわゆる「転機」のことを表しています。
こういった人生の節目となるトランジション(転機)は
自分の人生を振り返る機会にもなります。
一見、マイナスと思われるトランジション(転機)であっても
あとで思い返してみたら、
- あの体験がなかったら、次に進む勇気は持てなかった
- あの体験がなかったら、なんとかしようと頑張ることはできなかった
- あの体験がなかったら、自分が後でそんな風になるとは気づけなかった
などといったことも多いものです。
トランジション(転機)の時こそ、この体験から
- 自分はどうありたいのか
- 自分が本当にやりたいことは何なのか
- 自分はこれからどう生きたいのか
を導き出せるチャンスなんですよね。
しっかり立ち止まって、あるいは後から振り返って、
自分の中で昇華することがとても大切です。
年功序列制度が急速に崩れ、生き方が多様化していっている現在、
個々がキャリアを考える上で
- トランジション(転機)の感情面での受け止め方
- トランジションを、生きる目的やビジョンを見つけるためのチャンスにする方法
について勉強できる機会がもっと増えると良いなと思いますし、
私自身も今後そういったセミナーを開催して
みなさんをサポートできたらと思っています。
人生を「前から」見るか、「後ろから」見るか
人生80年と言われますが、私の人生の先輩の言葉を借りますと
30代までは人生を「前から=未来進行」で見るが、
40代からは人生を「後ろから=未来過去」で見るようになる
のだそうです。
つまり年齢がいけばいくほど、
残りの「人生の時間」を意識しながら行動するようになっていくんですね。
私なんかも、そろそろそれが納得できる年齢になってきました。(笑)
人生で、これだけはやりたい、と思っていることは何か。
これを考えることが大切であることは明白です。
ただ、実際は「自己実現」のみを追求するのは難しいものです。
なかなかそれを追求するだけでは前に進めないし、
実は、幸せにもなれなかったりするんですよね。
この大切な視点についても、次回お話しできればと思います。