「キャリア」を考えるときに、「愛」を語ることはタブー!?

こんにちは。幸せキャリアカウンセラー 多喜まどかです。
皆さんは「ラブ・キャリア」という言葉をご存知ですか?
その言葉のとおり、「愛」と「キャリア」ですね。
アメリカなどでは、この関係について自然に語られるようですが、
さて、日本ではどうでしょう?
「愛」が「キャリア」に影響することもある
先日テレビを見ていた時、
「夫の夢を応援することに専念するために仕事を辞めたい」
という女性が出演していました。
稼ぎもしっかりあって、仕事からの充実感も得ている様子なのに、
それでも「何かが足りない」と思っていたんですね。
そして彼女にとっては、その
「何か」
が、
「彼(夫)の支えになりたい」
ということだったんですね。
彼女の「夫への愛」が今後の人生の「キャリア」に大きく影響したのです。
「愛」と「キャリア」は密接な関係
ご存知の方もおられるかもしれませんが、「キャリア」という言葉は、
単純に職業のことだけを指す言葉ではなく、人生そのものを指す言葉です。
- 人生で何を大切にしたいか
- 何を実現したいのか
- 周囲の人や社会にどう貢献していきたいのか
など、それらをしっかりと目の前に描くことが、
夢への一歩となり、次の行動につながっていきます。
人生のなかで「愛」が不要だ、皆無だ、という方は、
なかなかいらっしゃらないんじゃないでしょうか。
「愛」というのは
もちろん、先述のような夫婦「愛」だけでなく
親子「愛」、兄弟「愛」、友「愛」などなど、様々な角度から考えられます。
例えば、恋人への「愛」ではどうでしょう。
恋人とお付き合いしているとき、
- 相手と将来、どう過ごしたいか
- 相手と将来、どんな関係になりたいか
のようなイメージを描き、
- そのために努力すべきこと
- そのために妥協すること
などを、1つ1つ考えながら、実行しながら、前に進んでいく人は多いと思います。
そのなかで、場合によっては、自分の描いたキャリアの夢を諦めることもあるかもしれません。
あるいは、「ここまではしなくても大丈夫。愛が壊れることはないから。」
と何らかの決断をして、ようやく
お互いの気持ちや(良くも悪くも)将来への展望・生き方が確認できることもあるかもしれません。
「愛」と「キャリア(人生)」は密接に関係しているんですよね。
「キャリア」を考えるときに、「愛」を語ることはタブー!?
長い人生のなかでは、
- 「仕事」は順調だけど、「愛」はうまくいってない
- 「愛」は順調だけど、「仕事」はうまくいってない
という時期も、ありますよね。
このどちらか一方がうまくいっていないと、やっぱりどこか「生き方」がぎこちなくなったりする。
逆に両方を手に入れると、両方を伸ばしたい、良くしたい、と、ますますがんばれたりもする。
精神学者のフロイトの言葉に
精神の健康のためには、働くことと愛することの2つが大切だ
というものがあるそうです。
「キャリア」というと、どうも「仕事」のことばかりに目がいってしまいがちですが、
「キャリア」を考えるときに、「愛」を語ることはタブーではありません。
キャリアカウンセリング中も、同じです。
恥ずかしがらずに、どんどん「愛」を語ってみてください。
これは、これからの時代の新しい生き方・働き方を考えるとき、
一番大切なものを見失わないための1つのヒントでもあると思います。