女性活躍のために必要なのは、制度や環境の整備だけでも、数合わせの登用でもなく…

こんにちは。強みを活かす!幸せキャリアカウンセラー 多喜まどかです。
前回、女性活躍についての記事を書きましたが、今回はその続きです。
これまで男性社会だった業界はどうなる?
もともと女性が少ない業界といえば、特に建設業や製造業などですね。
私自身も製造業に長年勤務していましたので、男性社会の中で働く女性の気持ちがよーくわかります。
しかし現在は、こういった業種でも急ピッチで女性の「採用」や「管理職登用」を増やそうとしています。
まず「女性の採用」。
もともと男性社会だった業界が女性を迎え入れるためには、女性の働きやすさを目指す「制度」や「環境」の整備も同時に進めなければなりません。
製造業などでは、ワーキングマザーへの短時間勤務を導入する会社が増えつつあります。
建設業では、最近、現場に(これまで無かった)女性用トイレを設置した企業もあるそうですね。
こういった「制度」や「環境」の整備や充実はこれからも続けていかなくてはなりません。
一方「女性の管理職登用」はどうでしょう。
ここで一部の方にはドキッっとする質問かもしれませんが…
あなたの会社では最近「数合わせ?」と思われるような女性登用はありませんでしたか?
女性活躍推進法が成立した今年以降は、突然の昇進に驚く女性も多くなるのかもしれません。
世の中にはまだまだ管理職になることに不安を持っている女性自身が多いというのが現状でしょう。
女性活躍が現実に大きく動き出した今だからこそ、企業は少なくとも女性陣に「数合わせ?」と受け取られないような配慮が必要ですよね。
では、「数合わせ?」と受け止められないために、企業は具体的に何をすべきなのでしょうか。
企業がいま女性活躍に向けてすべきこと
私が思う企業がいますべきことは、これまでの女性の働きやすさを目指す「制度」や「環境」の整備だけではなく、また単なる「数合わせの登用」でもなく…
「これから経営の基盤を担う女性を育成する」というこれまでよりも一つ上の目線を持ち、それを言動で、きちんと示すことだと思います。
・採用数を増やす
・制度や環境を整える
だけではなく、さらに…
・育成する
こう考えると、まだまだ「社会全体が変わる」のには時間がかかりそうですが、過去の男女雇用機会均等法の時代から先輩女性の残してきた足跡を辿って、ようやく今また大きく前に進んでいることは間違いありません。
特にこれからの若い女性の方たちには、ぜひ、希望を持って様々なことにチャレンジしていただきたい!そんな思いを持って、応援しています。