若者や女性が投資セミナーに参加すべき3つの理由 〜将来性のある優良企業を見わける方法〜

こんにちは。強みを活かす!幸せキャリアカウンセラー 多喜まどかです。
大企業が次々と傾くなど不安定な現代、あなたは「将来性のある優良企業」をどのように見分けていますか?
その1つの方法として私が提案したいのは「投資セミナーに参加すること」です。
今回は、その3つの理由についてご紹介します。
理由1:株や経済状況についてわかりやすく勉強できる
投資セミナーというと、お年を召した男性ばかりのイメージかもしれません。
実際、私が先週末に「ひふみ投信」の投資セミナー(ひふみアカデミー)に参加した際にも、殆どがお年を召した男性ばかりでした。
東京での参加は初めてでしたので、地方と違って若い女性の参加も多いのかと思っていたのですが…やはり東京でも女性は少ない。
もっと若い方や女性が参加すべき。いや、若い方や女性こそ、参加すべき!と思うのは、私だけではないはず。
かくいう私自身も、投資の知識にそこまで強いわけではありませんが…
だからこそ。だからこそ、なのです。
「10代・20代の頃から、もっとお金について学び、実践する機会があったらよかったのに」と思っていますし、今の若い方々には、それを実現してほしいと思うわけです。
日本ではお金に関する教育が不足していると感じます。
- 「なんとかなるだろう」ではなく「戦略的にやっていこう」という姿勢を育む
- 自分のお金を「社会を成長させていく道具」として使う素敵さを知る
投資セミナーでは、難しい話がわからなくても、少なくとも上記のようなことが学べると思います。
「難しい話がわからなくても」と書きましたが、投資セミナーは、株の話だけではなく、経済状況の分かりやすい解説や有名企業の最新動向や裏トピなども聞くことができて、実はとても面白いんですよ。
理由2:「これからの技術」を持つ企業を知ることができる
先日の投資セミナーでは、「日本の労働生産性 と 労働者数の向上が不可欠」という話がありました。
キャリアカウンセラーとしては、最も興味のある部分でした。
アメリカと日本の「労働生産性」の対比(1989〜2013年)では、アメリカは1995年のWindows95の登場で弾みをつけ一気に約45%上げたにもかかわらず、日本は約25%しか上げていない。
アメリカと日本の「労働者の推移」の対比(1989〜2013年)では、アメリカは約30%増加したにもかかわらず、日本はほぼ横ばい。
簡単に言うと、
- アメリカは「技術」による労働生産性の上昇、労働者数の増加
- 日本は労働生産性の若干の上昇、労働者数は変わらず
という事実が見えてくるのです。
この事実を分析し、「ひふみ投信」では、「日本の労働生産性を上げるための技術」を持っている企業への投資が重要と考えて運用しているとのことでした。
つまり私たちは、投資セミナーに参加することで、徹底的に調査・分析された「これからの技術」を持っている企業を知ることができるのです。
理由3:「ホンモノの経営者」がいる企業の話を聞ける
投資アナリストの皆さんは、「業績や株価」など定量的な面だけではなく、「経営の質や競争力、現場の活気」など定性的な面からも企業分析をしておられます。
運用パフォーマンスに寄与した銘柄(企業)の紹介場面では、その企業の事業内容だけではなく、経営トップの思いや社内の雰囲気など、こぼれ話も聞くことができます。
中でも今回は、「1年の3分の1は面接に当てている」という、とある経営トップの方のお話が印象に残りました。
その経営トップの方は、新卒面接の際に学生に
「最近の新入社員は3年で辞めると言われるが、どうせ一緒に働くなら夢を見ようぜ。」
と声をかけ、学生からの内定受諾を勝ち取っておられるのだとか。
この会社では、きっと社長自身が若手をきっちり育てるよう尽力しているのだと思います。
私自身、直近で新卒採用を担当していましたので、経営トップがここまでしてくださるとはとても羨ましい話でした…(笑)
そして「実際、こういうことを言える社長のいる会社が、日本にはどのくらいあるのだろうか?」というのが正直な感想でした。
なにも人材育成に限った話ではありませんが、こういった「当事者意識のある経営者がいるのかどうか?」は、優良企業を見わける1つのキーになるのではないかと思います。
投資セミナーでは、投資アナリストが実際に足で回って経営者の熱い理念やビジョンを聞き、現場の活気を肌で感じ、将来利益を出せるかを見て厳選した、優良企業を知ることができるわけです。
まとめ
健全な投資アナリストの意見は、実は、就職・転職活動をする学生・社会人の方にとっても非常に有益な情報であることが、少しでもこの記事からお分かりいただけたなら嬉しいです。
例えば、「学生が選ぶ人気企業ランキング」と「社会人が選ぶ優良企業ランキング」には差があるということは、皆さんもご存知だと思います。
学生が選ぶ企業は、どうしても一般消費者によく名前の知れた「B to C」の大企業に偏りますが、大企業もこれまでのように「入社すれば安泰」という場所ではなくなってきています。
世界の凄まじい技術革新スピードについていけない、ダイバーシティなど新しい発想や新しい組織体制・コンプライアンス体制で取り組むことができない企業は、これからますます厳しい状況になっていくと思います。
日々、厳しくも温かい目で企業トップと直接会話し、現場を見て、投資先を決定している投資アナリストの皆さんは、こういった企業の「本当の状況」を、一般人よりも深く理解し、勉強し、情報発信してくださっているのです。
その情報を掴みに行くかどうかは、あなた次第です。
投資セミナーに参加することは、「お金を増やすこと」だけではなく「自分や国や世界の未来への夢や希望を持つこと」につながる一歩にもなるはずです。
機会があれば、皆さんもぜひ参加してみてくださいね。
なお最新の「ひふみアカデミー」は以下より動画でもご覧いただけます。
注:私はひふみ投信の回し者ではありません(笑)
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